芦川のすずらん不発

5月の晴天。山梨の清々しい空気と緑を満喫するにはもってこいだと思い、母&母友を乗せて出発。
東名:鮎沢P.A。ここが好きでよく停まる。広くてコンパクト(笑)で申し分ないロケーション。立ち寄るのは仕事人が多く、長居する人もいない。だだっ広いPと彼方の富士。いつ来ても緑に囲まれた空間を持て余している感じがする。特に冬の寒々しさったらない。この季節は、どうも他所よりツバメが多い。NHKの番組でも紹介されたほどだ。トイレ入口付近がすごくて、ツバメの巣サポートや人工のツバメ住宅も設置されている。おまけにこの日はオブジェのような鉄塔にムクドリがたくさんたかっていた。どうも一大営巣地と化しているようだった。なぜここはこんなに鳥が多いのだろう?

御殿場I.Cを降りて道の駅すばしり。うん、いい見え具合いだ。

籠坂峠を越えて山中湖畔から富士吉田、河口湖へ。長崎トンネルは左の湖畔道路に逃げる。ここからの眺めが、いつも楽しみだ。


大石公園は名物のラベンダーが咲き始めていた。裾野の広がりまでわりときれいに見えるのだけれど如何せん人が多い。この大石公園にある売店「河口湖自然生活館」のHPが素晴らしくデラックスで驚いた。

思いきってこのくらいまで寄ってしまったほうがいいかもしれない。しゃがんでこの写真を撮り、立ち上がって振り向くと、うしろに数人の人が並んでいた。(゜∀゜;ノ)ノ…いい場所だったのか?

今年も来たぞー!日本すずらん群生地。

いい具合に咲いていて、通る人がみんな撮っていた場所。(^_^;)

イカリソウが豊作だった。過去最高に咲いている気がした。ヘビイチゴも結構多い。

こちらはヘビイチゴの黄花か?恐ろしい名前のラショウモンカズラも谷間に群れていた。

ツマトリソウは少しだけ、ウマノアシガタはツヤツヤと元気に黄色かった。

いたー!小さなマイヅルソウ。すずらんの仲間らしい。これが好きなのだけれど撮りにくい。ちょっと暗めに設定してようやく写る。

毎年同じところに咲くベニバナイチヤクソウ。いつももう少し伸びた姿を見ていたので、今年は来るのが早かったのだろうか?
あと、例年なら全山鳴り響くように聞こえる春蝉の声が今年は全く聞こえないという異常事態なのだが、抜け殻はあった。しかも開こうとする草の葉をガッシリ抱え込んでいるユニークな姿。どちらも一生懸命なんだなぁ…。

すずらん荘のところまで戻って来ると、2人がのんびりと味噌おでんを食していた。一串もらうと旨い!ここで作っていて、ここでしか食べられないそうだ。
結果、今年のすずらんは今までに訪れた中でいちばん様子がおかしかった。香りがしない。春蝉が鳴いていない。すずらんが少ない。もしかして早かったのか?それとも遅かったのか?どちらだったのか結局わからないままだ。

昼を過ぎたので、以前ツーリングで寄ったことのある「沢妻亭」に入った。若彦トンネルのおかげで急速に変貌した芦川村(現在は笛吹市芦川町)だけれど、いまだに飲食店と言えば他に「川座敷すずらん」と「おごっそう家(芦川農産物直売所)」しか知らない。

メニューはシンプル。だが、明るいお姉様が山菜の煮物やらいろいろと紹介して勧めてくれる。

じゃーん!いろいろ並んだ♪

天ぷらになっているのはナニ?知らない葉物はこのへんで採れたもの。お勧めの小鉢はワラビの煮物とフキの焚いたやつ。これがとびきり旨くて鍋ごと買って帰りたいくらいだった。

ワタシだけいただいたヤマメの塩焼き。ぷりっぷりで、鮎より肉っぽく食べ応えがある。

天気に誘われ、お土産を買いがてら盆地まで降りてきた。雲の様子がすごい。このあと御坂路越えで河口湖へ戻り、しまむら富士吉田店に寄ってから山中湖北岸を通って道の駅どうしへ。

ピーチソフトをバニラミックスで。いつものように道志の湯に寄って帰る。
※ 走行距離 313.0km
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