久良岐まつり~公園探索その2

山道である。尾根から続く鞍部というところか。昨日、閉園時間寸前に見つけたPにバイクを置いて、見当をつけておいた能舞台への道を進んだら、こうだ。

雑木林の広場を過ぎると下りになった。子供たちなら大いにはしゃぎながら上り下りする場所だろう。自分も数年前なら軽々と走り下ったはずだが、今日は一歩々々、着地点を確かめながら下りる。

能舞台から山を登りきったところの門に到着。なんだ、Pからほんの6~7分ぐらい。近いじゃん。
下の谷間から、大勢の賑わう気配と歌謡ショーの歌が聞こえてくる。あれはエヴァンゲリオンだな。

半分ほど下ってくると…あの緑の物体は…

もしや…梅さん!?(笑)

平成18年4月1日に生まれた「磯子区地域福祉保健計画」(愛称:スイッチON磯子)の案内役、梅さんだった。

目立つ花の少ない園内だったがホトトギスは盛大に咲いていた。たくさんの虫たちが集まっていた。
歌謡ショーはあれから演歌など2曲のあと、アンコールの美空ひばりで12時少し過ぎに幕を閉じた。じゃあ、会場へ行ってみようか。


焼鳥とやきそばとカレーと豚汁と…?露店の向こうにパイプ椅子の観覧席が設けられている。日陰の最後列、いいところに陣取った。そして見えるこの景色。日本の秋祭りだね。和服の踊り手さんたちや地元のお年寄り。あっちのほうで半被衆が盛り上がっていたりして。

(マウスオンで写真がチェンジ)
今日は3人編成。の「まこちゃりバンド」。
MAKO(P)
岩嵜香織(Tp)
渡辺英貴(Per)
この和風な雰囲気でどんな演奏を???と思ったけれど、始まってみればいつもの楽しく美しい音色が谷間に響き渡る。
ISOGOロゴの入ったお揃いのウインドブレーカーのおじさんが「マシュ・ケ・ナダ」でリズムをとっていた。

ラストの横浜にちなんだ曲メドレーは「ブルー・ライト・ヨコハマ」から始まった。
で、最後が感激の「横浜市歌」。横浜市民の誰もが歌えるなんてウソだよな…と鼻で笑いながら一つも間違えず完璧に歌いきっている自分がいた。(^_^;)
ちなみに作詞は森林太郎。森鴎外のことである。この美しい歌詞を、ひらがなでただ簡単に読めるように書かれた動画もあったのだが、敢えてそうではないほうを選んだ。

さて、楽しいステージで元気をもらったので、元気よく来た道を戻る。山を登る。どんどん上る。こんなところを毎日散歩できたらいいな…。

雑木林の広場まで戻ってくると、ずっと先を歩いていた紳士が立ち止まって、木々の間からなにやら遠くを見ている。

なんと、富士山だった。しかもあんなに大きく。手前にルネ上大岡があるから、あの邪魔なのはウィリング横浜か?

得した気分で明るい雑木林を進む。こんなに広葉樹が多いとは、冬に来たらばさぞかし見通しのいいことだろうに。

「池」というのが気になった。人工ではなく、もともとこの地にあった池だという。さっそく標識の指す方向へ下りて行くと…笹竹の生い茂る中を細々と下りて行く苔の浮く階段…

ふと振り返ると頭上にも張り出す枝…昼日中でないとちょっと怖いかもしれない。

パキパキとどんぐりを踏み締めながらどんぐり降り注ぐ小径を下りきると、明るい日差しの中をたくさんのトンボが飛び交っていた。池だ。大きな鯉がいる。微動だにしないカメをじっと見ている野球帽のお爺さん。
見上げると尾根ははるか上のほうにある。どうやら能舞台の隣の谷戸へ下りてきてしまったらしい。Pは確か…上だ!!(~◇~;)
スマホの地図を頼りに、元気に階段を駈け上る子供たちの尻を追おうとするけれど…追いつけない。すぐ前にいる熟年夫婦と同じペースでゆっくり上る。


懐かしの市電。今日は中に入れるらしく、子供たちが大勢乗り込んでいる。迷ったけれど、家族連ればかりなのでまた空いている日に来ようとそのまま来てしまった。が、あとで調べたら一般公開日は少ないらしい。惜しいことをした…。

海外に行ったことも、沖縄や北海道に行ったこともないけれど、地元横浜でも行ったことのないところがたくさんある。生きているうちに、あとどれくらい知らないところへ行くだろう。
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