宝積寺の河津桜

車で走っていたら山の中腹に鮮やかなピンク色が見えた。時期的に河津桜だ。それにしてもあんなところに？根岸の米軍住宅がある丘の西側斜面だ。気になったので後日行ってみた。



なんと、お寺だった。「明王山 宝積寺」。縁起によると、鎌倉時代の開山で800年の歴史がある古寺なのだそうだ。



境内はこまごまと美しい。沢山の花が色とりどりに咲く中、人形作家や彫刻家の作品がたくさん置かれている。ひとつひとつ立ち止まって見たくなる。
すぐそばに山が迫っていて、その斜面に段々に墓地が作られている。ピンクの花影を見上げながら墓石の間を縫い、階段を上っていくと、しまいには山道になった。



ふと振り返るとこんなで、慌てて上まで登りきった。





上まで行ったら、奥にコンクリート階段の別ルートがあった。でも桜がきれいだったからいいや。(笑)



最上部には永代供養墓と、詩人：坂村真民の石碑がある。その後ろが、金網ひとつですぐ米軍住宅だった。この丘からは中区、南区、港南区、金沢区のほうまで見渡せる。





墓石の間をトラバースしていくと竹藪を越えて裏山に弧を描く道が続いていた。



最初に上ってきた河津桜は向こうのほうに見える。ここからの下りは危ないらしく鎖が張ってあったので、またあそこまで戻ることにした。まあ桜がきれいだったからいいや。(笑)