川上牧丘ダート下り~晴天の金ヶ岳線

今日は快晴らしい。昨日の帰りが早過ぎたからか、いや、天気が悪かったので不完全燃焼の感が拭えず、今日も山梨へ向かう。起きたのは4:10過ぎ。出発は5:30。10分遅いだけなのに車が多い気がする…というか、これは平日の朝っぽい雰囲気。そう、夏休み前半が終わったのだ。今日は仕事というところも多い。でもまだ夏休みウイークであることの証拠に、高速に向かう車は昨日より多い。ちょっと混んで7:07相模湖I.C。朝の10分は侮れない。今日は勝沼I.Cで降りて川上牧丘を目指す。
道の駅まきおかが朝の静けさと夏の日差しに照らされて居心地よかった。でも暑い。暑いので山に向かう。杣口のあたりはまだ雲が多かった。琴川ダムで写真を撮ろうといつもの場所で停まろうとして、奥に展望台があることに気付いて行ってみる。すごくいい。案内板を見て、天端を歩けることを知る。さっそく行ってみると管理事務所に東屋にきれいなトイレもあるし。そこでさらに天端を渡り切った向こうの山上まで階段が付けられ展望台が作られていることを知った。しかも焼山峠のほうから車で行けるらしい。階段を上るのが大変そうだったので車で行ってみる。
焼山峠P数メートル手前に以前からあった「小楢山北線」という林道杭と閉鎖ゲート。そのゲートが開いている。でもゲート脇に一般車進入禁止の赤い看板が立ててある…。どうしようかと悩んだけれど、下で「車で行けます」と確かに書いてあるのを見てきたので、突入。…展望台まで何事も無く到達。まだ新しい舗装路はほぼ尾根道ということもあって落石も無く快適。そして展望台は絶景。これは、ここまで来なければ絶対に損である。あの人を惑わせる赤い注意看板は撤去してほしい。ダム管理事務所にひとこと言いたい気さえした。それほどに素晴らしい場所だった。せっかく、谷を湖底に沈めて、大金をかけて作ったダムを、一望のもとに眺め渡せる展望場所を、予算を使って造ったのだろうから。お金のことはともかく、この景色を、訪れたみんなに見てほしい。
柳平ゲートから川上牧丘を登る。いつもながら爽快。この道のすがすがしさは、余所とは違うな…と、高所の香りを楽しみながら走る。峠付近は満車、素早く写真を撮って長野側の下りに掛かる。

…今まででいちばんの荒れっぷりかもしれないと感じた。冬季閉鎖解除後すぐの台風4号のせいでまた閉鎖になって、開いたのは7月になってからだったろうか。だから、例年より均されていないのだろう(笑)。

川上村の高原野菜畑はレタスだらけだった。どこまでも続く緑のレタスの中に、ところどころ赤いサニーレタスが鮮やかだった。ナナーズの鮮魚コーナーで鯉の洗いのファミリーパックを発見して驚く。さらに養殖アユの隣に山女と岩魚があって感動する。これらはワタ抜きの品もあった。あとマグロがやたら新鮮で、刺盛りとかも異様にテラテラしていた。山間僻地のイメージだけれど、高原野菜の流通と共に、全ての物流がスムーズらしい。

道に迷いつつ信州峠を越えて黒平から小川山~本谷釜瀬経由で観音峠大野山線へ…と思っていたのに、どうもその観音峠大野山線が木賊峠の手前で崩落しているらしく通行止めの看板が。山梨県林道情報にあった17日から工事通行止めの箇所とは別件のようだ。ちゃんと書いてくれよ山梨県…というわけで、みずがき湖の先から樫山線に進入する。以前通った時の激ダートの記憶そのままに、いや、それよりもっと激しい感じでダートが続き、舗装路に出たと思ったら右手に分岐が。ゲートは解放されている。これが小森川線につながっているという樫山小森川線かな?と思い入ってみる。入口からもうUターン不可な狭さ。進むしかない。路面は未舗装、それに大層な荒れっぷり。ガードレールも無いし、左右も頭上も生い茂った木々に覆われてしまっているし、かなり心細くなってきた。でも確かそんなに長くないはずと思って進むと…ようやく出口。いや、揺られた揺られた…。出たところは小森川線で、こちらはきれいに舗装された明るい高原道路といった感じだった。ほどなくすっきりと開けたT字路で終了。左右は観音峠大野山線。右折するとちょっとで観音峠で、そのカーブひとつ先が金ヶ岳線の入口だった。金ヶ岳線の例の場所はやはり晴天のもとで最高だった。みずがき山、八ヶ岳、鳳凰三山、180度に近い景色が展開。前山大明神線に進み、気になっていた東光方面への分岐を下りてみる。どっひゃー!!…というような道だった。すぐ終わったけど。明野村を通って広域農道に出た。

コーナーポケットで買物をしてから双葉スマートI.Cを目指して走っていくと…なんと、中央道が渋滞!?どうやら帰宅ラッシュがニュースのおかげで分散したらしい…。竜地交叉点から6号へと左折したら、スマートI.C渋滞が起きていた。何たることだ…。その先はお盆休み中の地方都市の雰囲気でいつもより空いていた。でも先の愛宕山トンネルあたり混んでいたらいやだなと思い、武田交差点を左折、31号で塩山を目指してみた。
地図では何ということも無く一直線に通っている道だったけれど…積翠寺温泉を過ぎた途端、とんでもない道になった!道を間違えたかと思い、引き返しかけた。でもやっぱりこの道か!?と半信半疑で突入した。夏の林道は緑が繁りまくりだからこういうことになる。いや林道じゃないのだけれどでもほぼ間違いなく林道規格。そういえば、太良峠には行ったものの、そこからこちらへは来たことが無かったんだっけ。水が森線そっくりの道を上っていくと右手が開けて太良峠に着いた。ダーさんが登っていた斜面も夏草がものすごくて奥まで行ってみる気にならなかった。ここも冬にまた来てみたい。切差方面へ下る。東山中部林道の前を通りかかった。懐かしい。ここから入ると赤芝という集落に出て、さらに山中を進むと塩平に出る。川上牧丘線の起点だ。今日はもう遅いので、あらためてぜひ来たい。
塩山への下りは、よく見知った道を走るような気がして不思議だった。大きな岩の上に生首のように小さな岩が、ちゃんと載っていた。下りきったところの神社の前を通り過ぎ、「今のところ、左だ!」と気付いてすぐに引き返した。あっちから来た気がした…以前来た時、大通りから入ってきて神社に突き当たって右折した記憶が蘇った。そのあとも、地図をチラ見して、あとは何となく右手の方向へ進めば20号のどこかに出られるだろうとあまり気にせず走って行った。やっぱり記憶にある交差点や道をいくつか通り過ぎた。出たところは柏尾交差点だった。
大月手前の電光掲示板で大渋滞を知り、リニアルートで帰った。宮ヶ瀬は北岸道路が閉まってしまったので大まわりした。でもおかげで1ヶ所、気になっていた道がつながった。
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