ダイヤモンド富士2012夏

1:50出発でダイヤモンド富士を見に行った。田貫湖へ向かう最後の分岐で「崩落のためまわり道」と通せんぼをされて焦る。同じく焦った人は多かったろう。

ダイヤモンドはいい天気で最高だった。日が出て数分後、一気に気温が上がり始める感じも夏っぽくていい気がした。陣馬の滝に寄って、湯の奥猪之頭線を…下りきる途中の、左の橋が以前から気になっていて…今日はそこに臨時というか即席の林道杭が立っていたので停まって写真を撮った。「三石山線」だった。車の中で地図を見ていると、数台の車がわらわらとやってきて、橋の上で停まった。横っ腹に身延町と書いてあるものも。降りてきたのは作業着姿の人たち…???何だろうと思いつつ特に呼び止められもしなかったのでそのまま橋を渡って進んでみた。なかなか派手な落石具合。道自体は舗装されているし、それほど狭いところも無いし、右手の谷側が開けていて明るいので怖さもない。途中、工事現場1ヶ所。法面の整備だった。その先、かなり高所へ来たなと思ったところで、来た!大展望コーナー!

木組みで小さな展望台が作ってある。そこからの眺望はとても大きい。富士川とR52を広々と見下ろし、その先に南アルプスの山々が連なっている。左手には身延山と、そのさらに左奥に崩れを見せている七面山。今日は佐野峠方面が通行止めだということで期待はしてこなかったのだけれど、そのあたりの林道群に属するこの三石山線を走ってしまったなんて…。つまりは下調べをしてきていないのでこの先どう行ったらいいのかわからない。気になる場所で写真を撮りつつ進んでいくと、さっきの身延町車両一群が追い越して行った。その先の法面を直している現場で、さっきの身延町車両とまた会った。どうやら土木部とか道路整備課とかいう部署の人たちらしい。三石山線終点の十字路の先は工事中で一般車進入禁止になっていた。道がわからないので、谷川が流れ下っていく下流のほうの道へ降りていく。点々と民家や建物はあるけれどまるで林道。本谷川渓谷をもっとずっと狭くしたような様子だった。ここでも撮影中に身延車両に抜かれる。私のほうはきっと、都会の物好きな林道ファンだと思われたことだろう。
帯金という集落まで下りてくると桜の花の身延マンホールがあった。ところが、一軒の家に向かう小道に増穂町のおすいマンホールが!?…なんでだろ???
身延線沿いの10号に出ると、無人駅の塩之沢駅のすぐそばだった。

R300に出ようとしたら、新しいトンネルができているようだった。波高島トンネル。まだできて間もないようで、開通年月日のプレートも嵌まっていなかった。本栖湖~道の駅なるさわへ。なるさわは大混雑。道の駅にしては高い気がした野菜を買い、鳴沢線~軽水線を上る。穂の赤いススキが今年もきれいだ。途中の伐採された広い所で道を逸れてみる。植生の違う草木の生えた道無き道は夢の国のようだった。そのあたりはまあ楽しかった。でも…見覚えのある、記憶のあるあたりまで来て…いやな予感がした。いや、もうあれから数年たっているきっともう。わかっている。覚悟して来た。その様子を見に来た。でも舗装されている道を見て何ともいえない気分になってきた。…ここはもしかして(もしかではないのだが)数年前にISO号とYOKO号で走ったあのダートじゃあ………とうとう舗装路の右わきに軽水線終点の看板が…。

「全線舗装だ…」
三角形の富士線合流広場は、すっかり舗装されてしまっていた。あの、富士山腹を走る林道へやってきたという霧の漂うちょっと他には無い雰囲気は、無くなってしまっていた。がっかり。放心状態で淡々と富士線を下る。船津線ではなく中の茶屋へ降りて道の駅富士吉田に入る。植木コーナーで激安クリスマスローズとコリウスを見つけて買った。道志みちで帰ったけれど、相模原市街地に入った途端に道が混んでしまい、参った。
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